マスク シリーズ

 

自分のためだけでなく、他人への配慮に根ざす日本のマスク文化。

 

ヨーロッパの国々では、公共の場で顔をおおい、表情や素性をかくすマスクは、

病人を象徴するネガティブなイメージやテロ抑止の観点からも、受け入れがたい存在でした。

 

新型コロナ禍により、社会的な距離の基準は変化し、

世界中の「あたらしい日常生活」をあらわすアイコンとなったマスクは、

他人を思いやり、距離を保った対人関係を築いてきた日本文化のアイコンでもあります。

 

日本的な精神性や文化の要素をミニマルな作品に取りこんできたドミニク・ルトランジェが 

ニューノーマルをあらわすジオメトリックな構成のマスクをモチーフに制作したシリーズです。